2009年 04月 19日
那須の朝はすがすがしい。十度になっている。そろそろ他の苗も植えてもいい温度になっている。 那須は朝晩気温が下がり過ぎるのだが、昨夜見たところ、気温は充分だとはいえないが、寒さにやられることはないだろう。カインズに行き、苗を見るとトマト、茄子の苗が出揃っている。出はじめたばかりの苗は勢いがいい。ういういしい。見ているだけでさっそく買っていきたくなる。茄子十本と、トマトを十本.プチトマトはそのなかの半分。それに昨年は猛烈になった唐辛子を四本。いずれも幼稚園に入園する子供のように元気がいい。 牛糞と石灰を撒いておいた畑に植える。 昨年は苗と苗の間隔が狭すぎてしまった。今年は50センチ、トマトはもう少し間隔を開けた。とにかくなるべく多く苗を植えて収穫をふやしたいと欲張るのがいけないのだ。畑が狭いからつい狭くしてしまう。 トマトは斜めに植えると本に書いてあったので、なんだか変だなァと思いつつ、斜め植えにする。本当に大丈夫なんだろうか。図になっているトマトの苗の絵が斜めだ。どうしてなんだろう。 斜めにすることで苗が真直におきてくるのだろうか。東北のどこか忘れてしまったが。葱をやはり斜めに植えているという。そうすることで葱の味が良くなるというのだ。 鉢にはプチトマトを植える。斜めに植えたものを眺めて不思議な気分になる。 トウガラシ ネギ ピーマン 水菜 そこだけに太陽光線がふり注いでいる野原があった。ひかれるようにそこへはいっていくと、薄茶色の指のようなものが所々に生えている。なんとも懐かしさがおしよせて来る。 つくし。 土筆。 なんという美しい。 僕は午後、笊を持ってでかけた。子供の頃に、川べりの土手でたっぷり摘んだことが、しばしは春の一日を送っていたのだ。しかし子供である僕は、嫌な仕事のように憂鬱だった。食料のない時代にこんな土筆の茹でたものや、御飯の量を増やすために混ぜた、大根の葉の入りのご飯と同じものだった。なんとも虚しい食べ物だった。ひさしぶりに土筆を味噌和えにして食った。 なんと素朴で滋味のある土筆よ。 この那須に家を持ってもはじめて土筆を見付けたのだ。 来年からはまた、ここへきてみよう。一年に一度だけ。 トマトの苗を手にいれてきたのだが、先日、本を読んでいると、トマトの苗は、斜めに植えるといいとあるから、斜めに植えた。しかし昨年、昨年、梅雨に植えた時に、雨の滴で跳ね返った土で葉がどろどろになって腐ってしまった。それに懲りたから、斜めに倒した苗のしたに稲藁を敷くことにした。
by miao7
| 2009-04-19 17:10
| 那須
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